第3回バスケットボール授業研究会

2018年1月27日に南山大学において第3回研究会が開催されました。今回も大学、高等学校、中学校の教員の他、大学院生などさまざまな方々にご参加いただきました。ご参加いただきました皆様、講師の先生方ありがとうございました。

 

 

日 時:2018年1月27日(土)

場 所:南山大学 体育センター1F メインアリーナ アクセス

 

14:00-14:40

「バスケットボールの授業で使える科学的知識と解説方法」

講師:飯田 祥明(南山大学)

 バスケットボールをはじめとするスポーツの授業においては「こうすると上手くいく」だけではなく「なぜそうするべきか」を学生に伝えることが、円滑な運動の学習に役立つ。この点で、科学的な視点で動作を解説することは「なぜ」を理解させるための一つの手段として有効だと考えられる。その一方で、あまりに専門的過ぎる解説は学生の理解を阻害することにもつながるため、分かりやすさとのバランスを取ることも重要である。本講義ではバスケットボールのシュート、パス、ドリブルといった動作の科学的基礎およびその教授方法について、体験を交えながら紹介する。 

 

14:40-15:20

「バスケットボールの授業が楽しみになるウォーミングアップのバリエーション」

講師:小谷 究(流通経済大学)

 バスケットボールは比較的強度の高いスポーツである。したがって、授業のはじめには十分なウォーミングアップを行い、身体を温めることが求められる。しかしながら、ウォーミングアップとしてよく用いられるランニングやダイナミックストレッチを授業で実施しても、学生がクラブのウォーミングアップのように身体を動かすことはあまり見られず、十分に身体を温められているとは言い難い。そこで、レクリエーションとして用いられる動的なアクティビティや鬼ごっこをウォーミングアップとして実施することが有効となる。本講義では、『大学一般教養体育バスケットボール授業アイスブレイク&ウォーミングアップ』(2017,デザインエッグ社)に掲載されている内容を実際に体験しながら紹介する。

 

15:20-15:30 休憩(10分)

 

15:30-16:10

「Sitting-Shooter Basketball」

講師:奥山 秀雄(国際武道大学)

 Sitting-Shooter Basketball (SSB)は、攻防のトランジションやドリブルなどの技能は必要とせず、4.22mの距離に置かれた5カ所のパイプいすに座って、高さ5フィートにある直径45cmのリングに、ソフト素材でできたバスケットボール(5号球)を投げ入れて、個人やチームでの得点を競うシュートゲームである。

 SSBは、年齢・性別・競技経験に関係なく、誰もが楽しく安全に競い合うことができる簡易的なシュートゲームで、あらゆるライフステージにアダプテッドすることにより、バスケットボールの醍醐味である「シュート」による得点の競い合いの楽しさを、より多くの人々に広めることを目的としている。

 ワークショップでは、SSBの体験および大学授業等での実施結果から得られた競技の妥当性ならびに今後の展開について紹介する。

 

16:10-16:20 休憩(10分)

 

16:20-17:00

体験「ソフトバスケットボールを体験・考案しよう」

大学一般体育の必修のバスケットボールの授業にはバスケットボールのボール自体に対して「痛い」、「怖い」などといったイメージを持ったまま、いやいや授業に参加してくる学生が存在する。こうした学生が積極的にゲームへ参加できるボールとして開発中の「ソフトバスケットボール」を実際に使用してゲームを体験する。また、ボールだけでなくバスケットボールという競技自体に否定的なイメージを持った学生が積極的に参加できるようなルールを参加者の皆さんと考案したい。 17:30-19:30 情報交換会

 

参加対象:大学、高等学校、中学校等で「バスケットボール」の授業を担当している先生。

     または、今後担当する予定の先生や大学院生など。

参加方法:ホームページ「お問い合わせ」より、メッセージに「研究会参加希望」と記入し、

     氏名・年齢・所属・情報交換会への参加の有無を送信してください。

持ち物:スポーツウェア、スポーツシューズ、飲み物(今回は実技となります)

 

参加者募集

参加希望の方は「お問い合わせ」より、メッセージに「研究会参加希望」と記入し、下記の項目を連絡ください。

第3回バスケットボール授業研究会

 

①氏名

②所属

③メールアドレス

④電話番号

⑤情報交換会参加の有無